Arts Tribune

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今どきはゲームも立派なお習い事? 「LoL」を“eスポーツスクール”でコーチングしてもらってきた体験記

今どきはゲームも立派なお習い事? 「LoL」を“eスポーツスクール”でコーチングしてもらってきた体験記

↓本文↓  そういえば,私は「リーグ・オブ・レジェンド」(以下,LoL)を他人から教わったことがない。これまですべて自学でやってきた。 LoLとはかれこれ10年くらいの付き合いではある。近年,周囲で新たに「LoLやってみたい!」という人が増えたことで,教える立場になることも多い。だが,思えば教わる立場にまわったことがなかった。 実際,誰かにコーチング(教わる)されるのって,どんな感じなんだろう? しかもお金がかかったとして,本当にうまくなるんだろうか?  というわけで,実際に体験してみることにした。 教わる先は友人などではなく,一般的に提供されているサービスだ。そしていろいろと調べてみたところ,昨今の検索エンジンでとくに幅を利かせていたのは,「eスポーツスクール」の文字だった。 どうやら最近は,ゲームも“お習い事”になったらしい。教わるのは“考え方”LoLに一歩踏み込むコーチング体験  今回訪れたのは,東京・渋谷の「eスポーツスクールAFRAS」(アフラス)だ。全国各地に点在する教室では,受講者が“オンライン形式のマンツーマン”でさまざまなタイトルのコーチングを受けられる。 教室には案内スタッフが(受講予約時間には)常駐し,入室後にコーチングのためのセットアップを進める。基本はゲームをしながらのVC(ボイスチャット)指導と,ゲーム後の座学や質疑応答のようだ。 1レッスンは50分。料金は月2回コース(税込み1万3200円)から。年齢性差を問わず,1回あたり約6000円。無料体験もあり。 ここが新時代の学びの場だ。いろいろと(後述する)お話を聞いて,「ゲームがお稽古事とか,すごい時代になったもんだ……」と嘆息した  筆者が選んだタイトルはLoLだが,近年では「フォートナイト」や「Apex Legends」「VALORANT」などが対象かつ人気らしい。このほか体験格闘ゲームやスポーツゲームの講師も抱えているとのこと。 ちなみに,あのプロeスポーツチーム「FENNEL」とも協業中だ。 LoL以外のタイトル。人気はTPSやFPSが強く,LoLは若干年齢層が高めだとか  渋谷校の利用者層については老若男女をカバーしているが,スタッフによると「かなり若めで,小学生が多い」とのこと。 AFRASの運営会社アグニス(AGNIS)の代表は,あの「東進ゼミナール」でも社長を務めていた飯田裕紀氏(今は取締役)だという。教室の理念も,ただ楽しくゲームを遊ばせたり,腕前を上達させたりではなく,ゲームを教材にして“論理的思考を身に着けさせる”ことが狙いだそうだ。 これは,武道やスポーツで運動の習慣を身につけさせる,礼儀を学ばせるといったことと近い,若年層向けの“習い事”そのものである。 また,受講者のなかには,学校で孤立してしまった不登校児もいるという。フィジカルスポーツよりも取っつきやすいマインドスポーツなうえ(※),興味関心も湧かせやすいのがゲームなだけに,そうした児童のサードプレイス的な役割も果たしているのかもしれない。※ゲームはフィジカルスポーツでもあるが,ここの議論は置いておく 壁には運用ルールなどがペタリ。なんだか昔に通っていた塾を思い出すな……  さて,自認が社会的不登校(会社に出社とかがイヤすぎてロクな就活もせずフリーランスになった)なバリバリ27歳児の筆者は,LoLプレイヤーとしては10年選手。平均ランク帯はゴールドだ。 ただ,LoL受講者の多くは「LoLをやってみたいけど,なにがなんだか分かんない……」という初心者が大半で,10年選手な受講者が来ることなどほぼないのだとか。そういう異例でも,大丈夫なのか? 恐る恐るPCを立ち上げ,講師とVCをつなぐ筆者  結論から書くと,なにも問題なかった。 今回担当してもらった講師は,過去に日本サーバーでチャレンジャー2位にまでに到達した実力者だった。LoL歴も筆者より長く,簡単なマッチアップ解説はもちろん,「今の状況でどう動くべきか」「アイテムはなにを積むべきか」などを,理由付きで優しく教えてくれた。 しかも今回は「筆者がどれだけできるプレイヤーか」を事前にいっさい共有していなかったので,突発で対応してもらったかたちだ。当初は「初心者ばっか教えてて,現役プレイヤー向けのレッスンとかできないんじゃ……」なんて疑っていたが,すみません。完璧でした。 講師ごとの向き不向きはあるのだろうが,それでなおケチのつけようはない。現役向けの的確な対応をしてもらえた次第だ。 ゆえに筆者は「これを機に,気になること全部聞こう!」と思い,試合中に矢継ぎ早に質問を投げた。その様子を抜粋してお伝えしよう。 初回はヒアリングシートを記入。「自分がどれだけの腕前か」を事前共有する……が。今回はこうした手順を取らず,現地でフワッと教えた状態にアドリブ対応してもらった 受講開始。試合のマッチアップは筆者が「レネクトン」。対面が「イラオイ」 オクドス熊田:  イラオイ対面って,なにを意識すればいいですかね。講師: 一番は触手の位置です。メインのダメージソースが触手なので。Eスキルで魂を抜かれたとしても,触手の位置次第で戦えるので,視界をちゃんと確認しながら戦うといいですね。 あとEは全体モーションが長いので,至近距離なら当てられてもちゃんと殴り返してから引くのが大事です。オクドス熊田:(集団戦後に)い,今のってTP(テレポート)飛ぶべきでした!?講師: 飛べばたぶん勝てましたねー。 ただ,まずはその前に,味方がピンを出していたり,オブジェクトに触っていたりするようなら,ひとまずTPできる位置を確認しておきましょうか。見ていると,熊田さんは戦いが始まってから初めてカメラを動かしていたんですが,それだと合流がちょっと遅くなっちゃいます。 そういうときの「いける」「いけない」は,理論よりも経験で覚えるほうがいいので,まずはガンガン飛んでみましょう!オクドス熊田: あと,新しいシーズンに入ってアイテムが増えたじゃないですか? 今のメタで,レネクトンに合うアイテムってなにがあります?講師: 「終わらなき飢え」はかなり相性いいですよ。欲しいステータスがもらえますし,集団戦で敵を倒すと,自分の回復力がすごく強化されるんですよ。レイドボスみたいになって超強くなります。 最新のアイテム事情まで網羅しているのは,さすがというべきか。LoLはメタの回りが早いため,数か月遊んでいないだけでも知識と環境にズレが生まれる。少なくとも,過去の経歴にあぐらをかかず,ちゃんと現役でプレイして学び続けている講師が教えていることの証左だろう  講師に試合の模様を見られながら,VCでリアルタイムな修正案をいただく。残念ながら試合には負けてしまったものの,試合後にはリプレイを見ながらのフィードバックももらえた。 今回の敗因は,レネクトンを使って“序盤は勝ってソロキルもしていたのに中盤から逆転される”という,有利を広げきれない悲しいワニさんと相成ったせいだが。その理由について解説してくれた。講師: 熊田さん,序盤はイラオイのスキルをかわしながらダメージトレードできてたじゃないですか? でも中盤からそうはいかなかった。オクドス熊田: ですね。Wで接近されたのをうまく返せず……。講師: そうなんですよ。相手は,熊田さんが避けてくるからスキルの打ち方を変えてきてたんです。「こいつは遠距離からEを狙ってもスキルを使って避けるし,その隙を狙ってトレードしてくる。じゃあ今度はW起点で攻めよう」って思考に切り替えていたんです。 でも熊田さんは,それに対して反応できていなかった。オクドス熊田: ああ,なるほど! 読み合いが回っていなかったというか。講師: ええ。例えばWで仕掛けてくるなら,こっちもレネクトンのWで返せばいい。そうすれば相手はスタンしてEを振れず,こっちが距離を開ければなにも起こらないんです。相手が行動を変えてきたのに,こちらはそれに対応できなかったことが,主な敗因だったかと思います。オクドス熊田: そうか。自分もプレイしていて「あれ? なんで負けたの?」と思っていたんですが,そういうことか……。講師: このマッチアップじゃなくても,「相手が動きを変えてきたら,こちらも対応して動きを変える」というのは,LoLではすごく大事なんです。オクドス熊田: 同じ行動しかしてこないなら,対処するのも楽ですもんね。講師: そうですそうです。逆に言えば,自分が仕掛ける側になれば,相手に対応を迫ることができます。とにかくいろいろな方法で仕掛けて,相手の思考リソースを奪う。場合によっては不利なマッチアップを覆せたりもするので,あえて定石じゃない動きをするのも効果的ですよ。オクドス熊田: でも定石って,強いから定石なわけじゃないですか? それを崩すのって,さらにダメな展開になるような気もするんですが。講師: 対応されたら止めればいいんです。「あ,これはダメなんだ。この人は対応する人なんだ」って情報を得ればいい。 そうしたら,また行動を切り替えて,また相手に対処させる。その繰り返しで,どんどん動きを複雑にしていくわけですね。オクドス熊田: 確かに。 不利なマッチアップを順当にやっても差がつくだけですもんね。講師: そう。今回,熊田さんはレネクトンの強みを押しつける動きはできているように見えました。なので次は「相手が対応してきたら,どうするのか?」と「仕掛けを多様化させ,相手に対応を迫らせる」ということを意識すると,もっとよくなると思いますよ。 「なるほどなあ」という感想しか出てこない。「定石から外れるのってどうなの?」と質問してみて正解だった...

daysormay、’STREETFIGHT’のMVを公開 | Niche Music

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https://www.youtube.com/watch?v=14BE35xOb2Iカナダ/バンクーバー拠点の Nolan Bassett, Aidan Andrews, Carson Bassettによるバンド daysormayが、2/13にTAG Musicからリリースしたニューシングル 'STREETFIGHT'のMVを公開!ディレクターは Pamath Vinlaka。共同プロデュースに Chin injeti, Devon Corey (DVNCY)を迎えて凶暴化。  Posted on 2026.02.25...

約23万円でも完売したマウス!? Razer初のゲーマー向けマウスを復刻した「Razer Boomslang」20周年モデルを写真で見る

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↓本文↓  最も早い時期からゲーマー向けに特化した製品を手がけて,今やゲーマーなら誰もが知るブランドとなった「Razer」。  そのRazerが,2006年に初めて世に送り出したゲーマー向けマウス「Razer Boomslang」(レイザー ブームスラング,関連記事)の発売から20年を経たことを記念して,デザイン復刻版のワイヤレスマウス「Razer Boomslang 20th Anniversary Edition」(以下,Boomslang 20th)が,世界1337台限定で登場した(関連記事)。 Boomslang 20th  税込価格は驚きの22万9780円だが,すでに完売しているという。  再販予定もないという,貴重な20周年記念モデルの1台を借用する機会を得たので,写真で紹介していこう。 Introducing the Razer Boomslang 20th Anniversary...

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